●症状

 ・犬の白内障とは、眼球内にある水晶体と呼ばれる組織が白く濁ってしまった状態のことです。

 ・水晶体脱臼とは、犬の目には水晶体と呼ばれるカメラのレンズと同じ役目をする器官があります。水晶体が正常な位置から外れてしまった状態が水晶体脱臼です。水晶体の外れ方の程度により、「水晶体脱臼」と「水晶体亜脱臼」に分かれます。

目の水晶体が眼内の前方にある前房内に外れた場合を「前方脱臼」、後方にある硝子体腔に外れた場合を「後方脱臼」といいます。

ワンちゃんの水晶体脱臼の多くは「後方脱臼」です。

 

■お家のワンコの場合■

目が薄く白く濁ってきて充血していたので病院に行ったところ「白内障」と言われました・・・。

まだ見えているから目薬の投与で大丈夫と先生に言われて白内障の進行を遅らせる目薬を使用していましたが、充血がひどくワンコが目を前肢で何度もこすっているようで、なんとなく目がラリっている(笑^^;)ように焦点が合わなくなってきておかしいなぁ~と思って犬の眼科専門の病院に行ったところ「水晶体亜脱臼」と言われました。

 

●治療

 白内障の治療は、外科手術が必要になります。白内障の初期の状態には、進行を

少しでも遅らせるために点眼や内服薬などの方法もあります。

白内障の手術は両目で約50万円から60万円くらいかかります。

 

水晶体脱臼の場合、点眼薬を投薬して水晶体が前に脱臼する前方脱臼を予防します。亜脱臼の場合、必ずどちらかに(前方、後方)水晶体が脱臼します。前方脱臼の場合は(水晶体が前方に移動)、水晶体が瞳孔に触れることによりまず痛みが生じます。

そして眼圧が上がってきてすぐに手術が必要。 になってきます。後方脱臼は眼圧が上昇していない場合は外科的な処置を必要としませんが、前方脱臼に移行し緑内障を併発する危険を防ぐために、縮瞳薬(しゅくどうやく)の点眼を行う場合があります。

定期的に眼圧測定を行い、眼圧の上昇や緑内障の併発が見られる場合には、

その治療が必要となります。

 

■お家のワンコの場合■

トイプードルの右目が白くなってきて(10歳)、約10ヶ月後くらいに左目も白くなってきました。

眼科に行ったときに後方脱臼の場合は手術しなくても大丈夫なので様子を見ましょうと言われて定期的に眼科に通い目薬を投与してました。右目が白くなってきてから1年後くらいに前方脱臼になりました。

※犬にとって前方脱臼は痛みが生じるので手術が必要です。

 

選択肢は

1、水晶体の摘出し、レンズを入れて視力を回復手術

手術の費用は片目 約30万円

 

2、水晶体を摘出し、義眼をいれる(失明)

手術の費用は片目 約10万円

 

3、眼圧を下げる薬を目に注入し様子をみる(失明)

手術の費用は片目 約2万円

 片目(左目)がまだ見えているので、右目は3の眼圧を下げる薬を注入しました。

 

【注意!!】

前方脱臼してすぐに病院で手術をすると失明しなくてもすみますが、この前方脱臼はいつ脱臼するのかわからないので注意が必要です。毎日ワンちゃんに目薬をして様子をみていましたが、あれ?おかしい目が大きくなっていると思ってすぐに病院に行きましたが、遅すぎました・・・

前方脱臼は素人ではすぐにわかりません(私の感想ですが・・・)

 

●予防

 白内障の原因は加齢とともに発症する「老年性白内障」や、若齢のうちに発症する「若年性白内障」などがあります。原因ははっきりと分かっていませんが、遺伝的な素因があると言われています。

遺伝的な素因で予防は難しいですが、早期発見により、薬で病気自体の進行や症状の発現を遅らせることができますので、定期的な健康診断を受けることが大切です。

 

水晶体脱臼の原因は先天性・遺伝性によるものではないかと言われています。また、眼球打撲など外傷性に起こる場合もあるそうです。先天性・遺伝性の場合は発症の予防は難しいですが、ワクチン接種などの健康診断時に動物病院で定期的に目のチェックをしてもらいましょう。

 

 ★経験からアドバイス

 ワンちゃんが失明してしまうのはとても悲しいことです。家のワンコも片方が失明して、片方が失明しないように手術をする予定でしたが、また前方脱臼の発見が遅れてしまい両目を失明してしまいました・・・。

 

症状のほうにワンちゃんの水晶体脱臼の多くは「後方脱臼」と記載してますが、私はネットで水晶体脱臼をかなり調べて、先生にもいろいろ聞いて「後方脱臼」するのではと勝手に思い込みをしてしまいました。

 

片方が失明してしまった時に先生から片目が失明したので今見えている左目を手術するといいですよ~とアドバイスを頂きましたが、自然に後方脱臼になってくれたら~手術代もかからないし、ワンコの年齢も考えて(12歳)手術するより自然に後方脱臼になるといいなぁ~と思い様子を見ました。

 

その間にも病院に通い、先生からいい感じに後ろに行きそうだね~と言われて後方脱臼するのでは?と思ってしまいました・・・

ですが・・・右目と同じように左目も前方脱臼してしまいました。

 

お家の中はワンコが怪我をしないように家具などの角にはクッションとかを置いたり、ぶつかりそうな危ないところにはプチプチを貼って怪我をしないようにしています。(家中プチプチだらけです~(^_^;))

 

目が見える頃に比べるとちょっと危ないですがお家の中では大丈夫です。聴覚と嗅覚である程度は大丈夫みたいです。

 

 

犬の目の病気は手術代が高いのがネックです・・・30万円ではなく10万円くらいなら手術する判断はすぐにできたと思います。

 

私からのアドバイスとしてはやはり両方いっぺんに水晶体脱臼はしないので片方が失明したら片方は手術をして視力回復できたらワンちゃんも幸せかと思います。

まぁ両方視力回復がベストですが・・・

 

大切な家族です。飼い主さんもワンちゃんも健康でハッピーでありますように。

病気はすべて早期発見が鍵です。あれ?と思ったらすぐに病院に行くのがベストですね~病院代がもうちょっと安ければいいのですが・・・

 

何か聞きたいことがありましたらメール下さい。お役にたてれば幸いです。

 

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