野良猫から地域猫に！子猫は保護して里親探し
外で暮らしている猫ちゃんたちは一見幸せそうに見えるかもしれません
でも・・・実際はとても過酷な生活をしています。
飢え、不衛生な食事、暑さや寒さ、縄張り争い、交通事故、病気、そして虐待・・・毎日必死に戦っています。
よく街の中に 「猫の餌やり禁止」 の看板やポスターがあります。
「猫が増えないように餌をあげないでください」という理由なのでしょうが、もともと人間が捨てた猫だったり、避妊・去勢をしないで外へだして交配してしまった理由で猫が増えているのではないでしょうか～
野良猫から地域猫へ
野良猫によるフン尿被害、あちこちで生まれる子猫、猫が好きな人と嫌いな人との間に起こる対立・・・いろいろ地域で野良猫の問題がたくさん起こりますよね～
地域猫というのは、もともと野良猫だった猫が地域のボランティアさんや住民の方たちの協力で、不妊・去勢手術をしてこれ以上増えないようにし、毎日の餌をもらい管理されている猫のことをいいます。
地域猫活動
ネコの保護活動を6年位前からしております。
成猫はTNR活動（Ｔ＝捕獲、Ｎ＝不妊・去勢手術、Ｒ＝リターン）をして、子猫は里親さんを探します。
2018年はさくら猫無料不妊手術チケットを使用して14匹、宮城県の助成金を使用して5匹、そして自分たちで4匹の合計23匹の不妊去勢手術をしました。
リリースした猫は16匹、7匹は病気などで保護してます。
そして子猫も保護して里親さんが決まった子猫は22匹・・・
こちらがさくら猫さんの昨年の無料のチケット申請履歴です。
個人のボランティアでもこのチケットを使用することができます。
もちろん野良猫の避妊・去勢のチケットです。避妊・去勢手術をし耳をカットしてリリースします。詳しくはこちらを見てください。
各県のHPを探してみてください。こちらは宮城県のです。
子猫の里親探し
子猫を保護するのは正直悩んでしまうことがあります。子猫のうちは母猫と一緒にいるから（もしくは近くにいる）母猫と離すのは可哀想・・・親子が引き離されるのはとても残酷な事のように思ってしまうことがあります。
子猫も保護当時はずっと泣いています～母猫を探す声で・・・
でも、野良猫で生きていけるのはほんのわずか、そして野良猫の寿命は約3年～5年。できればせっかく生まれた命、外での過酷な生活より、家猫として美味しいご飯を食べてゆっくりふかふかのクッションで眠って、冬は暖かく、夏は過ごしやすく、飼い主に可愛がられて元気で長生きしてほしいという願いで保護します。
そして里親を探します。一匹でも里親さんと素敵なご縁ができてハッピーになれますように！
ハッピーえんの保護猫ちゃん達
現在、里親が決まっていない子猫は4匹おります。（6ヶ月未満）
そして、保護して各ボランティアさんが預かっている猫が29匹 合計33匹おります。
みんなの食事の様子
子猫は里親さんがほぼ決まりますが、成猫（生後1年～）になると里親さんが決まる確率が低くなります。2年以上、預かっている猫も25匹くらいおります・・・なかなか決まらないです。
子猫のうちに保護しても里親さんが決まらなかった子もおります・・・タイミングなんですかね～。みんな可愛いのですが・・・
みんなで出来ること
少しづつですが、全国で野良猫のTNR活動が行われています。動物基金のさくらねこTNR活動、ボランティア団体さんの活動、個人での活動・・・
野良猫から地域猫へ
猫の殺処分ゼロを目指して個人で出来ること。
・近所にいる子猫を保護して里親探し
・TNR活動
・動物を飼う場合はペットショップではなく里親さんから。
・飼い猫はきちんと避妊去勢をし、脱走・迷子に気をつける
・猫の保護団体への支援
・・・など。
動物が好きならできます～殺処分のない世界を目指して一人ひとりができることをはじめてほしいなぁ～と思います。
里親さんと素敵なご縁ができてハッピーになりますように！
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