子犬・子猫の8週以下の販売禁止!マイクロチップ義務化(動物愛顧法の改正へ)動物虐待には重罪を!
ネットでニュースを見ていたら、犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟がまとめている動物愛護法の改正案が大筋で合意に達したことが出ていました。
(2019年5月16日)
日本も少しは動物への法律が良くなってきているのではないでしょうか~。
生後56日以下の子猫・子犬の販売禁止
小さいペットが人気となっているので、生後56日以下でも販売しているペットショップも現実にありますが、法律が改正されれば少しでも良くなるかと思います。
ホントにカワイイですよね~赤ちゃん犬。
ペットショップに行くとすごく小さなワンちゃん、猫ちゃんが売られています。本当に大丈夫?というくらい小さく、かわいそうです。
親から引き離されて満足にミルクも与えられず、あまり大きくなれません。大きくならないようにそうしているのかもしれませんが・・・
親犬、親猫ちゃんに最低60日くらいは一緒にいさせてあげたいですよね~
ペットの繁殖業者の飼育施設や従業員数の数値規制
今年の3月ころにニュースになった「子犬工場」
犬や猫約400匹を過密状態で飼育・繁殖して満足に餌もあたえず、病院にも行かず、動物愛護法違反(虐待)で刑事告発された事件。この現場はかなりの悪臭が漂っていたそうです。
ところがこの業者は不起訴処分となってしまいました・・・。
同じような事件がその後にも数件ニュースになりました。
悲しいですね~ワンちゃん、猫ちゃんが単なる商売道具。命ではなくお金、コストを抑えて利益を優先し、満足な餌も与えず、人気の犬種は過剰に繁殖させ、飼育環境は狭いゲージの悪臭漂う中に過密状態・・・ずっとこのゲージから出たことがないワンちゃん、猫ちゃん・・・言葉がないです。。。
法律が変わればこちらも少しは解決になるのではないでしょうか。
販売されるペットのマイクロチップ義務化
このマイクロチップの義務化はいいのですが、料金もかかります。少し説明しますね。
ーーーマイクロチップのしくみーーー
マイクロチップの内部は、IC、コンデンサー、電極コイルで出来ています。
大きさは、直径2mmほど、長さ8mm~12mmの円筒形で、世界で唯一の15桁の数字が、個体識別番号として記録されています。
これがマイクロチップです。
このマイクロチップを、専用のチップ注入器を使ってペットの体内に埋め込み、ペットを識別することができるということになります。
マイクロチップによって個体を識別するには、リーダーという専用の読み取り機を使って、マイクロチップの個体識別番号や情報を読み取ることができます。
埋め込み情報
・飼い主の情報(住所・氏名・電話番号)など。
・ペットの情報(名前・生年月日・性別・種類・毛色)など。
マイクロチップの耐久年数は30年位あるらしいので、一度ペットの体内に埋め込むと交換する必要はなく、半永久的に使用することができます。
マイクロチップは生体適合ガラスで出来ているので、ペットへの害はないとされています。
ここで以前にちょっと気になる海外のニュースを見たのですが、マイクロチップが猫ちゃんの骨に食い込んで歩けなくなった猫がいたそうです。幸い手術をしてどうにか歩けるようになったみたいですが・・・
やはり異物を体内に入れるのは少し心配ですね。でもこのケースはホントに稀だそうです。ほとんどは安心らしいですが。。。
気になる料金ですが、ネットで調べてみました。
・埋め込み料金:3000~10,000円
・登録料金:1000円
動物殺傷罪の厳罰化
現行法では2年以下の懲役または200万円以下の罰金で、動物愛護団体などから、器物損壊罪(3年以下の懲役または30万円以下の罰金)と比べて「罰則が軽すぎる」との指摘が出ていた。
超党派議連と各党との間で「3年以下の懲役または300万円以下の罰金」または「5年以下の懲役または500万円以下の罰金」のいずれかで調整を進めている。
sippo(朝日新聞社)より引用
この動物殺傷罪の改正が早く行われればいいと思います。
動物虐待は重罪です!
眼を覆いたくなるような相次ぐ動物虐待のニュース・・・罪のない動物が虐待、廃棄、殺害・・・インターネットで虐待の動画を流したり、薬物で殺害したり、、、
ペットを愛する人には本当に許せないニュース。
5年以下の懲役または500万以下の罰金でもまだ軽いが、少しづつ日本の法律も改善されつつあると思います。
終わりに
猫の保護活動を5年位前からしています。成猫は避妊・去勢をしてリリースし、子猫は里親を探して、かなりの猫ちゃんが幸せになり、里親さんからも嬉しい写真の連絡を頂きます。
ですが、最初の頃に里親詐欺にあいました。
とてもかわいい猫が、たぶん虐待されて・・・他の保護している方の猫も被害にあい、そいつに渡した猫ちゃん15匹近くがいなくなりました。
(保護している方からの連絡でわかりましたが・・・。)
その子のことを思うととても悲しい気持ちになります。どうしてあの男に渡したんだろう~怪しいくらいの人だったのに・・・そして猫ちゃんも悲しい鳴き声でずっと鳴きながら訴えていたのに・・・
同じ過ちを繰り返さないためにいろいろ努力はしているのですが、昨年はお渡しした猫ちゃんを捨てられました・・・
「懐かない、先住猫を威嚇した」ただそれだけで、近くの公園に2ヶ月の猫を捨てた人がいます。
警察にも相談しましたが、警察はその人へ厳重注意で終わりました。
20代の女性とその母親が捨てたのです・・・信じられないですよね。
見抜けませんでした。女性がそんなことをするなんて・・・
その公園近くにチラシも配り、ポスターも貼り、くまなく探しましたが猫ちゃんは見つかりませんでした・・・。
たまに、猫ちゃんのためを思って里親探しをしているのに、その猫ちゃんを不幸にしてしまったと思うと猫ちゃんの保護活動を辞めたほうがいいのかなぁ~と思うことがあります・・・。
昨年までは子猫を保護して里親さんを探すことに力をいれていましたが、今は不幸な子猫が生まれないように避妊・去勢をしてリリースするほうをなんとか頑張っています。
動物愛護法の精神は、動物を大切にするということだそうです。
日本は動物愛護の点では後進国と言われていますが、社会の変化とともに少しずつペットにまつわる法律が充実してきており、今回の「動物愛護法の改正案」がさらなる発展になるように期待したいです。
長文を読んでいただきありがとうございました。
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