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「愛犬と一緒に埋葬を」元気だった犬、遺言に従って安楽死。~もしもの時を考えてますか?~

数日前のニュースでこんな記事がありました・・・
「愛犬と一緒に埋葬を」元気だった犬、遺言に従って安楽死

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飼い主の遺言により健康な犬が安楽死させられる
(画像は『NBC12 2019年5月23付 「Loved to death:Is euthanizing pets to be buried with dead owners OK?』

 

アメリカ、バージニア州で自分が死んだら愛犬を一緒に埋葬してほしいという故人(女性)の遺言に従って、元気だった飼い犬「エマちゃん」が安楽死させられた。というニュースです。

このニュースでのコメントに

・人間は身勝手なモンスターだ
・犬が可哀想すぎる
・ひどい話、愛犬が寿命を全うしてからではダメなの?
・ありえない、犬が可哀想

・・・

この亡くなった飼い主に対してたくさんの反対意見がたくさんコメントされていた。

 

本当に信じられないひどい話だと思います。元気な犬を安楽死させて自分と一緒に埋葬を望む人がいるのだろうか?

もしこれが、ただ単に「愛犬がなくなったら、自分のお墓に一緒に埋葬を」の意味なのでは?と思ってしまいます。


だが、少しこの女性の気持ちとなぜ?を想像して、アメリカの里親の事情を調べてみました。

想像するとこの亡くなった女性はすごく愛犬エマちゃんを可愛がっていてずっとこの子と一緒にいたいと思っていたとします・・・そして自分が病気(想像ですが・・・)になって最後まで面倒を見れない・・・この子はどうなる?
こう考えたと推理します。

・里親に出したらこの子(愛犬エマちゃん)と一緒にお墓に入れない

・愛犬をみてくれる親戚・家族がいない

・里親に出して、もしこの子が虐待されたりしたら・・・

・里親が決まらず殺処分されたら・・・

 

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ここで少し里親(シェルター・避難所)とペット統計について考えていみたいと思います。


日米のデータでみてみましょう!

 アメリカ(ASPCAデータ) 
(2011年以降のデータ いつか不明)
●年間およそ650万匹のペットがアニマルシェルターに送り込まれてくる。
(内訳:犬が330万匹猫が320万匹。)

●年間シェルターで殺処分させられるペットの数は150万匹。
(内訳:犬が67万匹猫が86万匹。)

●里親が決まったペットは320万匹)
(内訳:犬が160万匹、猫が160万匹。

●元の飼い主へ返されるペット71万匹
(内訳:犬が62万匹、猫9万匹)

▼▼▼殺処分▼▼▼
一番安楽死にちかい殺処分として静脈への薬物の注射が行われている。しかし各州によっても違うため、銃殺や感電死、そして二酸化酸素による窒息死もある。

 

 

 日本 ※環境省データ(平成29年度)

●年間およそ100,648匹のペットが保健所・シェルターに引き取られた。
(内訳:犬が38,511匹猫が62,137匹。)


●殺処分されたペットの数は4万3216匹。
(内訳:犬が8362匹猫が3万4854匹。)

 

●譲渡が決まったり(里親)、元の飼い主へ返されるペット5万6922匹
(内訳:犬が2万9955匹、猫2万6967匹)

▼▼▼殺処分▼▼▼
一般的な殺処分方法は二酸化酸素による窒息死。安楽死とはよべない。

 

 

 日本で殺処分されるペットは2017年で4万3216匹、アメリカでは150万匹(統計は2011年以降で詳しい年数は不明です。)

 

もう一度言います。

日本では4万3216匹(内訳:犬が8,362匹、猫が34,854匹。)

アメリカでは150万匹(内訳:犬が670,000匹、猫が860,000匹。)

殺処分されています。

 

ネットで調べて以外だったのですが、アメリカでは里親が決まらず殺処分のペットはなんと日本の35倍くらい殺処分されているのです。これが現実です!

そして日本では保護されたペットの約40%が殺処分、アメリカでは保護されたペットの25%以上が殺処分されているのです。
(保護された数から飼い主に返されたペットを除く)

 

★保護されたペットの現実★

私は猫ちゃんを保護して里親を探していますが、成猫・成犬は里親を募集してもなかなか決まりません
子犬・子猫はほとんど決まりますが、成猫・成犬はほとんど決まらないのです。血統書付きの犬猫は成猫・成犬でも決まることもありますが、雑種のワンちゃん・猫ちゃんは高齢になればなるほど決まりづらくなってきます。

 

だからこの飼い主さんはそうしたのではないでしょうか?
案外、このエマちゃんもペットシェルターから里親として譲渡されたわんちゃんなのかもしれません・・・


もし、自分だったらどうでしょー?
ペット(犬・猫)を飼うときわざわざ成猫・成犬を飼いますか?
そして何より成猫・成犬は慣れるまで時間がかかります(かからない子もおりますが・・・)。トイレとか出来ない子はずっと出来ないのです・・・毎日のように煩く鳴く犬・猫もいます。

子犬・子猫のうちの躾はすごく大事なのです。

成猫・成犬はなにかと大変なのです。

エマちゃん話にまた戻りますが、
元気な子を安楽死は可哀想すぎますが、もしかしたらシェルターで殺処分になるかもしれないことを考えたのではないでしょうか・・・
でも、元気なワンちゃんを安楽死はかわいそうです。

 

もしもの時どうすればいい?

考えたことがありますか?
私もこの記事を書きながら考えました。(早速、お友達と姉に伝えておきます。)

自分の年令とペットの寿命を考えるとあまり深く考えたことはないですが・・・もしもの時(事故とか病気)、ペットを誰に預けるか考えておいたほうがいいかもしれません。そして、預ける余裕のお金も用意しておくべきですね。


最後に
アメリカでアニマルシェルターの統計を見てびっくりしました。現実は日本の何十倍も動物が殺処分されているのですね・・・もっと動物愛護が進んでいると勘違いしていました。
この統計をネットで調べていたらもっと驚くべき事情がありました。
殺処分されている動物の現実・・・いつか記事にしたいと思いますが、ちょっとびっくりする話なのでもっと調べてから記事にしたいと思います。
今日はちょっと重い記事になりましたが、アメリカの現実をはじめて知りました。日本の何十倍も殺処分されるペットがいる、そして殺処分の方法は残酷です。

いつかペットが殺処分されない日が来ることを願いながら~
まず日本から殺処分ゼロ!

 

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